凜音霊能者の言葉

霊能者が語る、恋愛と前世の関係

現在の不運や苦悩は、今世の貴女に原因があるのではなく、前世からの影響である場合も多いのです。そのことに気づかずに、現状を打破しようといくらあえいでも無駄になってしまいます。なぜかわからないけど、うまくいかない。気をつけていても同じ失敗を繰り返してしまう、努力しているのに幸せへとたどり着けない…などという場合は、前世を診断のできる霊能者に依頼してみてください。必ず、幸せへの突破口になるはずです。

解説:扇義(おうぎ)霊能者


パターン①

出会いがない、片想い、復活愛、略奪愛、不倫・・・あらゆる恋愛には前世が関係しています。ですから、私は鑑定の際、必ず前世まで霊視するようにしているのです。
例えば、30才を過ぎても恋愛に恵まれず、自分から男性に告白してもいつも断られてしまう葉子さん。私の霊視によれば、目がパッチリして色が白く、とてもかわいらしい顔立ちをしているのです。心の中を霊視しても、素直で純真で、素敵な女性です。なぜ、そんな彼女が恋愛に恵まれないのか?私の霊感が「問題は前世にある」と囁いていました。

その霊感に従って、葉子さんの前世をたどっていくと、前世の彼女は土地をたくさん持つ城主の娘でした。土地と城主という立場を目当てに多くの武士と見合いが進むのですが、いつも途中で破談になってしまいます。それは彼女の不細工な器量と暗く、歪んだ性格が招いたものでした。

ようやく夫となる武士が決まりましたが、夫は妻のもとへ寄りつかず、愛人の家に入り浸っていました。夫は愛人に妻の悪口を散々こぼしていたのです。彼女はそんな夫と愛人に激しい恨みを抱き、自らの分身で生霊を飛ばし、2人を殺してしまったのです。そして、自分の人生に嫌気が差し、今度生まれてくる時は、こんなに不細工な器量と歪んだ性格ではなく、美しく、純真な娘として生まれてきたい」と泣きながら自害したのでした。

それから数百年を経て生まれ変わった彼女。自害する際に願った美しさと純真な心は手に入れて生まれましたが、男性から求められる、愛されるという幸福だけは生まれ備わっていなかったのです。

私は葉子さんの背後霊の中にその城主の娘がいるのを感じ取りました。そして、生霊を飛ばして夫と愛人を殺し、自害をした悲しみに共感しました。その後浄霊することで、彼女は葉子さんから離れ、安らかにあの世へ旅立って行きました。そして、あらためて葉子さんに波動修正を行い、パワーを注入したのです。

その半月後、葉子さんから「扇義先生に鑑定していただいてから、急に男性からもてるようになったんです。今回は誰とつきあおうなんて贅沢な悩みでお電話しました」とのことでした。私はあらためて葉子さんを霊視し、最も誠実で、葉子さんを大切にしてくれる男性をすすめました。それから1年後のことです。葉子さんからご結婚の報告をいただいたのは。やはり前世診断をしてよかったと思える鑑定でした。

パターン②

前世で結ばれなかった2人が「生まれ変わったら一緒になろう」と約束して泣く泣く別れるというケースは少なくありません。その場合でも、前世で別れた事情が複雑であればあるほど、すんなり巡り会って恋に落ちるというわけではないのです。菜々子さんもそんなおひとりです。初めてつきあったのは菜々子さんが高校1年生、彼が社会人1年生の時でした。

彼は菜々子さんがアルバイトをしていた喫茶店の常連客だったのです。自然と話をするようになり、休日にはデートを重ねていたのです。ところが、2人の交際を知った菜々子さんのご両親、特にお父さんが大反対で、「つきあうのを止めているわけじゃない。つきあうなら年相応の男を選べと言っているんだ。社会人になってまで高校生に手を出すなんてろくな男じゃない!」と激怒。すぐにアルバイトは辞めさせられ、当時は携帯電話などなかったので、電話も取り次いでもらえず、菜々子さんは彼をあきらめるしかありませんでした。

その事情を前世で視てみると、2人は中世のヨーロッパで、対立しあう貴族の息子と娘だったことがわかりました。愛し合っているのに、家庭の問題に縛られて一緒になれなかったのです。菜々子さんの前世だった女性は強制的にもっと位の高い貴族へ嫁がされ、2人の愛は引き裂かれてしまいました。2人が生まれ変わったら必ず結ばれたいと願ったのは言うまでもありません。

実際、現世ではその後、2人は再会することになります。菜々子さんが大学生になってスポーツジムに通うと、彼もそこの会員だったのです。2人はすぐにヨリを戻しました。1人暮らしの彼のマンションへ通い、菜々子さんが手料理を振る舞ったり、2人で旅行に出かけたり。でも、その幸福は長くは続かなかったのです。彼が東京本社から札幌支社に転勤になったのでした。ついていきたくても、菜々子さんはまだ学生の身。遠距離恋愛が始まりました。

そこでまた前世が出てきます。日本の戦時中のことでした。2人は今度は恋人同士ではなく、菜々子さんが彼の母親として生まれてきたのです。戦争によって最愛の息子を召集された彼女は毎日毎日息子の身を案じていましたが、戦争が終わっても息子は帰ってきません。やがて紙切れ1枚の死亡届けを渡されただけでした。

一方、現世では遠距離恋愛になっても、当初まめに連絡を取り合っていた2人ですが、徐々にその頻度は少なくなり、お互い身近の異性とつきあうようになってしまったのです。しかし、菜々子さんの心から、彼の面影がすっかり消えたわけではありませんでした。新しい恋人に物足りなさを感じた菜々子さんは、1人で2人の思い出の場所を歩き回りました。そしてあふれてくる涙をぬぐいながら、自分が彼を忘れていないこと、今でも愛していることに気づいたのです。そして、彼ともう一度やり直すことはできるのかと、電話占い凛音にお電話をくださったのです。

札幌の彼を遠隔霊視してみると、彼も菜々子さんと同じ気持ちでいることがわかりました。新しい彼女を作っても、菜々子さん以上に好きになれないのです。それもそのはず。お2人人は前世で2度も悲しい別れを経験し、今世こそ一緒に過ごす運命を抱いて生まれてきたのですから。

そのことを菜々子さんに告げると、「先生、私、札幌で就職します。今度こそ両親の反対を押し切ります。私にとって、彼は前世から決められた、たった1人の相手なんですものね」としっかりした声で告げました。それから半年後、札幌の消印で菜々子さんからお手紙をいただき、結婚したと書いてありました。2人は今世こそ一緒になれたのです。菜々子さんと彼はもう2度と離れないことを霊視で確認した私でした。